コラム

病気の原因となる高血圧を鍼で低下させよう

鍼を実施する前に高血圧症の種類を把握しましょう

高血圧症と一言に言っても主に二種類に大別されています。
高血圧は自覚症状がほとんどなく、適切な検査をしなければ発覚しないのが怖い所です。
定期的に検査をすることを忘れずにご自身の血圧を管理することはとても大切なことです。
また、高血圧症は主に二種類存在し、他の疾患が部分的な症状として現れている二次性高血圧症と、
原因不明とされている本能性高血圧症です。
大抵の高血圧症で悩まれている患者は本能性高血圧症と言われています。

効果的に鍼灸治療を行えるタイミングと効果的なツボ

鍼灸治療は開始するタイミングがとても大切であり、
高血圧が慢性化してからの治療は困難とされています。
出来るだけ、血圧の上下変動がある時期に行うのがベストであると言われています。
そして、東洋医学が軸となっている治療は経穴(ツボ)を刺激することで
高血圧症を抑制しますので代表的なツボを紹介します。
それは、曲池(きょくち=外側曲がり角)、
兪穴(ゆけつ=第7胸椎から第12胸椎までの棘突起の外方2横指) 、
足三里(あしさんり=膝蓋骨下の外側のくぼみから4横指下)、
絶骨(ぜっこつ=外くるぶしのてっぺんから3横指上)が代表的です。
上記4点のツボを鍼灸治療として行うことで、
5~10mmhg程血圧が低下されると言われています。
継続的に行う事で効果があがりますので、
高血圧に悩んでいる方にはとてもおすすめです。

高血圧症予防に効く食材とは

鍼と合わせて食生活を見直すことも高血圧症を予防するために大切なことです。
高血圧症を予防するためには、ストレスを溜めないことはもちろんですが、
日頃の食生活も気に掛ける必要があります。
高血圧症を予防するためには、大量の塩分摂取は厳禁とされており、
トマトやほうれん草、リンゴやバナナ等の果物が良いとされています。
また、海藻類や大豆類もナトリウムの排出を促進する効果があり、
血圧上昇を抑制してくれるのです。
そして、カルシウムの摂取も必要ですので、ヨーグルトやチーズ、
魚等を定期的の摂取するように心がけましょう。