コラム

鍼で心臓を改善し動悸・息切れを緩和

鍼治療の前に動悸と息切れの症状の違いを把握する

動悸というのは交感神経や副交感神経の働きによって感じると言われています。
主な症状はストレスを感じたり、不安感を伴うことによって、
普段は意識することがない心臓の鼓動を過敏に捉えてしまう状態です。
心臓の鼓動に対して過敏に反応してしまうと、そこから緊張や疲労、
ストレスを感じてしまうのです。
注意しなければならないのは動悸イコール疾患であると捉えないことです。
人は十人十色生活習慣に違いがあるため、感じ方も違うからです。

一方、息切れとは、走ったり激しい運動をすることによって体力が消耗した際に
正常な呼吸が出来ない状態です。
正常な呼吸が出来ないことによって自身の呼吸に対して不快感を感じたり、
心拍数が増加したりします。
息切れの原因は主に二種類が考えられ、一つ目は心臓に原因があるケースです。
この場合の症状は就寝中であっても息切れあ発生したり、手足が冷たくなったりします。
二つ目は肺に原因があるケースです。
肺が原因の場合はせきやたん等が多く出たり、息が切れた時の呼吸音に異常があります。

動悸や息切れ効くツボと鍼治療による改善

動悸や息切れを改善に導くツボを紹介します。
主に動悸や息切に良いとされているツボは4ヶ所あります。
それは「人迎(じんげい)」、「内関(ないかん)」、
「懸鐘(けんしょう)」、「三陰交(さんいんこう)」です。
人迎は首の前側、内関は手のひら側、懸鐘はくるぶしの頂点付近、
三陰交は足の脛の内側にあります。
この4ヶ所を鍼治療することで、自然治癒力を活性化させ、
体を正常な状態へ戻そうという力が働くのです。
鍼治療によって上記のツボを継続的に刺激することで、日頃のストレスや、
血の流も良くなり、心肺や心臓機能も正常な状態になることを期待できるでしょう。
指圧によってツボを刺激するだけでも効果が期待できますので、
鍼治療と併用して行うことで大きな効果を期待することができます。