コラム

アメリカでも一般的な鍼治療

東洋医学の鍼の効果について

病気そのものを手術や投薬にて治療していく西洋医学に対して、
現在注目されているのが東洋医学です。
東洋医学は鍼灸や指圧マッサージ、漢方など幅広い療法があります。
これらの特徴は具合が悪い時、病気のパーツ、不調の箇所のみを
治そうとするのではなく、血行やエネルギーの流れを整えて、
体全体の調子を改善していくというものです。
その結果不調だった箇所も改善されるというのです。
肩こりで治療院を訪問された方は、全身のバランスを整える施術を受けるので、
肩のコリだけでなく風邪をひきにくくなったなど
免疫力をアップする作用があるケースも多く見られます。
または治療院に通い続けて施術を受けているうちに、肌の調子がよく、
くすみが取れてアンチエイジングにつながったというケースもあります。
このように一部分の不調だけでなく体全体の血行を促進して、
免疫力や自然治癒力のアップ、更には
アンチエイジングにも役立つのが特徴といえるでしょう。

アメリカでの鍼灸事情

アメリカは大変医療費の高額な国として知られています。
日本では保険診療で多くの部分がカバーされますが、
米国では病気も自己責任として高額の医療費がかかってしまうため、
多くの方がサプリメントなどの健康食品を摂取したり
ストレッチやヨガなどを取り入れるなど健康管理に心を砕いています。
中でも、東洋医学の鍼治療は注目が高く、全米の成人の約5%が
こうした治療を健康管理に役立てているというデータがあります。
以前ニクソン大統領が中国訪問した時にそうした療法を受けたことが話題となり
米国に東洋医学の療法が知られるようになりました。
それ以来多くの治療院がオープンしてアメリカでの治療に役立てられています。
また世界保健機構など公的機関も臨床的にこうした東洋医学の療法が
効果があるとのデーターを出しており、世界的に注目されています。
肩こり腰痛、膝の痛みなど運動機能の疾患だけでなく、
胃腸のもたれ、便秘など内臓系の疾患やリラクゼーションにも役立つ
幅広さが人気の理由です。