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コラム

鍼でつらい痒みのアトピー性皮膚炎を改善しよう

つらい痒みのアトピー性皮膚炎

アトピーとは、ギリシャ語で「よくわからない・奇妙」の意味をもつ
Atoposからきています。
アトピー性皮膚炎の患者は年々増え続けており、
1歳から4歳の幼児期に発症し、重症になる時期は思春期から30歳くらいまでに
集中するケースが多いようです。
アトピーの症状は湿疹ができて、かゆくて仕方がなくなり、皮膚をかきむしり、
かき壊した場所からじゅくじゅくした滲出液が出てきて、
かゆい部分が広まったり、それがかさぶたとなって血が出たり、
何度も同じ場所をかくことで皮膚が厚く黒くなったりします。
しかも四六時中かゆいため、眠ることもままならず、
日常生活に支障が出ることもたびたびあります。

アトピー性皮膚炎の原因と対策

つらい痒みのアトピー性皮膚炎の原因は、
その名の通りはっきりとしたことはまだ分かっていませんが、
遺伝的、免疫力、自律神経とのバランスなどが挙げられています。
血液の流れや「気」の流れの停滞によって、熱がうまく発散できずこもるために、
皮膚に痒みが起こると考えられています。
一般的な対処方法としては、規則正しい日常生活や除去食療法などと共に
ステロイドの外用薬を塗ったり、内服薬を飲んだりします。

鍼でつらい痒みのアトピー性皮膚炎を改善しよう

アトピー性皮膚炎も個人差があり、年齢や性別によっても変わってきます。
外用薬や内服薬は、慣れてくると効き目が薄くなってくる可能性もあり、
人のよっては副作用の心配もあります。
東洋医学では、アトピー性皮膚炎の痒みの原因である
「熱のこもる体質と血のめぐり」に注目し、
鍼による経絡治療によって熱のこもらない体質へと改善していくことで、
アトピー性皮膚炎の症状を軽減していくことを目指しています。