一見、胃痛と聞くと胃の調子が悪いだけと思われがちですが、
それは大きな間違いです。胃炎が原因で胃以外にも
悪影響を与えてしまうことがあります。
例えば、胃炎を放置することによってストレスが蓄積されていき、
神経にも支障をきたすことがあるのです。
これが原因で自律神経失調症等の症状を誘発してしまう方が多くいらっしゃいます。
そういった状態になると体全体に悪い症状が進行してしまうことにもなりかねません。
さらには運動機能の低下や、知覚過敏を誘発してしまうケースも数多く存在します。
もちろん胃炎というくらいですから、胃にも悪い影響があり、
症状としては過剰な胃酸分泌や異常な収縮運動が考えられます。
放置してしまうと、最悪の場合は癌にまで進行してしまうことがありますので、
ただのストレスだと甘くみないで、
しっかりと対策をするように心がけましょう。
上記で説明した通り、ストレス性胃炎は放置してしまうと、
どんどん進行していきますので、早期に対策を行う必要があります。
ストレス性胃炎は対策が早ければ早い程、
鍼灸治療によって効率的に改善することができます。
たとえば「足三里」「中かん」というツボは胃液に分泌を促進させ、
主な原因となっている胃炎を解消させて健康な胃を作る手助けをしてくれるのです。
また、「陽陵泉」は胃液の分泌抑制の作用がありますので、
このようなツボをとることによって胃の負担を軽減させて痛みを和らげてくれるのです。
このように鍼治療は胃痛にとても効果的な治療になりますので、
症状が現れたと感じた方はすぐに鍼灸治療を行うことをおすすめします。
もちろん鍼治療と並行してストレスを蓄積させない努力を
怠らないようにすることも大切なことです。
好きな音楽を聴いたり、適度に軽い運動を行う等して、ストレスを発散させましょう。
ストレスを解放させながら鍼治療に取り組むことによって二重の効果が期待出来、
胃の状態を健康に保つことができます。
ストレス性胃炎で悩まれている方は是非試してみてください。