コラム

お灸が冷え性解消に効果抜群なわけ

冷えやすい現代人のライフスタイル

エアコンによる冷やし過ぎや冷たい飲み物のとりすぎ、運動不足にストレスなど、
現代人のライフスタイルは冷えの要因になる事柄であふれています。
女性の中には、冬場だけに限らず一年中、冷えに悩む人も多くいるようです。
体を芯から温める働きのあるお灸は、こうした冷えの解消に大きな効果を発揮します。

お灸が冷えに効く理由

何らかの理由でいったん冷えてしまった体は、人間にとってノーマルな状態では無いため、
おのずと全身の筋肉が硬直し血管も収縮していきます。
その結果、血液の流れが滞り、さらに冷えが進行していきます。
ツボを温熱刺激し血の流れを整えるお灸は、このように滞った全身の血の流れを元に戻す働きをします。
その結果、酵素や栄養分が体の隅々にまで運ばれ、たまった疲労物質はスムーズに回収されていきます。
こうした働きの中で熱が生まれ体が温まっていくのです。

冷え性に効くツボ

冷えに効果のあるツボを温め、冷えない体を目指しましょう。

・関元(かんげん)
おへそから指4本分下にあるツボ。虚弱体質改善などに効果があると言われているツボです。

・太谿(たいけい)
脛骨の内側に位置するツボ。腎臓に働きかけ血のめぐりを良くするため、体を温める効果があります。

・大椎(だいつい)
第七頸椎と第一胸椎の間にあるツボ。悪寒や喉痛、頭痛など風邪の初期症状に効果のあるツボです。
お灸をするには、正しいツボの位置を知る必要があります。
これは慣れない人にはなかなか難しい作業です。
そのため、施術には鍼灸院などの専門家の元を訪れることをおススメします。