コラム

早期発見とお灸でリウマチを予防・改善

リウマチとは?

「リウマチ」とは、関節や骨、筋肉、じん帯、腱などが痛む病気の総称で、その種類は200以上にも上ります。
30代〜50代の女性に発症しやすく、慢性関節リウマチにおいては女性の比率が4倍も高いといわれています。
特に有名なのは関節リウマチのほか、痛風、リウマチ熱、膠原病などもその一種です。

リウマチの初期症状

関節リウマチの初期症状は、体がだるい、微熱が続く、食欲低下、体重の減少、貧血気味になるなど、
一見するとストレスや体の疲労によるものと勘違いしがちです。
特に、仕事が忙しい時期や、風邪を引いている時などは見過ごしてしまうことが多くあります。

関節リウマチの初期症状として最も分かりやすいのは、朝のこわばり感でしょう。
目覚めたときに関節がこわばる、手にぎこちなさを感じる、
といった症状がしばらく続く場合はリウマチを疑ってみてください。
リウマチが進行すると、関節に熱や腫れ、炎症が起きるだけでなく、
疼痛で夜も寝られないほどになります。さらに進行すると関節が変形してきます。

薬に頼りきってはいけない!?

リウマチの原因はまだ明らかになっていませんが、関節リウマチは、
免疫系のバランスが崩れることで起こる自己免疫疾患の関与によって
発症するものであることが分かっています。
また、免疫系のバランスには自律神経が大きく関わっており、
現代社会においてはストレスや生活環境も重要な要素であると考えられます。
リウマチの薬は免疫を下げる働きがあるため、
継続的に服用すると血液の流れが悪くなり徐々に効かなくなっていくため、
薬を効果的に使うためには、まずリウマチ発症の原因を探り改善すること、
そして自己治癒力を高めていくことが重要なのです。

お灸でリウマチを改善しましょう

鍼灸治療には、自立神経のバランスを整え、自己治癒力を高める効果があります。

鍼灸治療院では患者の症状に合わせ、東洋医学的なアプローチでリウマチの改善を行います。
リウマチの疑いがある方、既に治療をしているがなかなか効果が出ない方は、
一度相談してみることをお勧めします。

リウマチに効くツボの一例:

・小腸兪:リウマチ熱をとるのに適したツボ。便秘治療や腸の働きの活性化にも効果があります。
・中封:神経症に効果のあるツボ。体全体の気の巡り、血流の流れを調整します。
・腰兪:その名のとおり腰痛に効くツボですが、病邪を体外に追い出す働きもあります。
・ 陰陵泉:体内の水の巡りを良くするツボで、婦人科系全般に効果があります。