コラム

頭痛を緩和するにはお灸がオススメ

頭痛の原因を探る

日本人の多くの人が抱える悩みである慢性的な頭痛。
命に関わるような病に発展するケースはほとんどありませんが、痛みが頻繁に起こる場合や、常に軽い頭痛を感じている場合には、頭痛を気にせずに生活することも不可能なくらい厄介なものです。
頭痛の主な原因は4つあると言われています。
一つ目は、二日酔いのときの頭痛は前日のアルコールがまだ完全に分解できておらず、アセトアルデヒドが血液の中に残っているために起こる頭痛です。
二つ目は、妊娠中の頭痛は女性ホルモンの変化によるもの。
三つ目は、気圧の変化が血圧にも影響し、天気が悪い時に頭が痛むというもの。
四つ目は、脳の血管が血液を体中に送ろうとして膨張するために起こる頭痛で、低血圧の人に多くみられます。
この他にも、原因とされる事項はありますが、お灸はこれらの頭痛の緩和に一役買ってくれます。
頭痛は、ストレスによって神経が緊張している時に、上記のような原因が加わって悪化する傾向にあるため、お灸で神経をじっくりとほぐし、ストレスを解消させることで頭痛を緩和することができるのです。

頭痛に効くツボ

激しい頭痛には、市販の頭痛薬で対処している人も多いようですが、市販の薬では効果が薄かったり、逆に強すぎて副作用が起きたりなど、何かと問題は尽きません。
その点、お灸なら副作用もなく、的確な効果が得られることでしょう。
頭痛に効果が期待できるツボは、列缺(れっけつ)、天柱(てんちゅう)、外関(がいかん)、完骨(かんこつ)の四つです。
列缺は、眼精疲労から来る、ズキズキと鈍く痛む頭痛に効果的といわれています。
手のひらを上にした状態で、手首の付け根から指二本分下の所にある骨の際にあるツボです。
天柱は、首の後ろのくぼみから指一本分外側の部分で、列缺の次に効果的とされています。
外関は、手のひらを下にして手首から指二本下がったところ、完骨は耳の後ろの膨らんでいる部分付近にあります。
頭痛に効くツボは自分では見えない部分も多く、一人で行おうとすると危険が伴うツボが多いです。
鍼灸院など、プロの技術を持った人に施術を受けた方が、安全で確かな効果が期待できるでしょう。