腰痛とひとことで言っても様々なケースがあります。
ぎっくり腰、筋・筋膜性腰痛、椎間板ヘルニア、脊椎分離症、脊椎すべり症、
側湾症、変形性脊椎症、脊柱管狭窄症、骨粗しょう症、
その他内臓の病気からくるものなど様々です。
まずは整形外科などで医師の診察を受けてみましょう。
日本人の1500万人が腰痛持ちといわれています。
一般的には、急にぎっくり腰をやってしまったという急性のタイプと、
何か常に重い感じの慢性的な腰痛の二つに分かれます。
一度ぎっくり腰をやってしまった人や慢性的な腰痛の人は
癖になってしまっているケースが多く、痛みが強くなったら軽減して
長く付き合っていこうと考えている人が多いようです。
腰は人間の体の中心です。立って歩く時も、座っている時も
常に腰に負荷がかかっています。
現在は、パソコンに1日中向かって長時間同じ座位姿勢の方が増えています。
寒い時期やエアコンで冷えるときなどは血行が悪く、より腰痛が悪化します。
ぎっくり腰のような急性の場合は別ですが、腰痛はまず温めることが大切です。
下半身浴などでじっくりと温めていくことで少し痛みが軽減するでしょう。
しかしあくまでも応急処置で軽減できても、改善につながりません。
患部をお灸で温めると、緊張して凝り固まった筋肉をほぐし、血行も良くなります。
そして、腰痛のツボをおさえて熱を発生させ、腰痛の部分を温めると同時に
緊張して凝り固まった筋肉をほぐします。
その熱は、腰痛に効くツボに刺激を与えるため、気の流れも良好にします。
その結果お灸をした場所を中心に腰痛も改善するのです。
腰痛の種類も人によって違うように、腰痛のツボもそれぞれの悩みによって
お灸を置く場所が変わってきます。
お灸をするには、腰痛の種類に合わせた正しいツボの位置を知る必要があります。
これは自分で行うにはなかなか難しい作業です。
まずは鍼灸院などの専門家の元を訪れることをお勧めします。